義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2286-2290 照る日あり・・・

福知山市三和町加用 勝田神社

 

<義母の短歌>#2286-2290

#2286    照る日あり曇る日もあるわが声を脳の吐息の色と思えり


#2287    上品にひとつ咲くよりわっと咲く中輪のばらわれに親しき


#2288    野の猫と対き合い長く屈みいる初老の男の背なの寂寥


#2289    しなやかな夢に棘あるみそひとの峠の坂道必死に登る


#2290    水浅き流れに跳ねるうろくずの光る命に目を凝らしいる

 

<管理人のおまけ>

中輪(ちゅうりん)・・中ぐらいの花

寂寥(せきりょう)・・物寂しい様子

みそひと・・三十一(短歌)のこと?

うろくず・・魚のうろこ

 

<365人の生き方>

■交渉は とことん相手の 話を聞く
島田久仁彦 国際ネゴシエーター  人間として正しいか、正しくないか)