義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2291-2295 平和とは・・・

福知山市三和町加用 勝田神社

 

<義母の短歌>#2291-2295

#2291    平和とはこんな象かこんもりと合歓の花咲く桃色の蔭


#2292    茗荷の子探す繁みににっと笑む不登校児のような紅茸


#2293    夕立をざんざん浴びて甦るもう後のない紫陽花の毬


#2294    衰えて忘られゆくを諾えり色失いしあじさいを伐る


#2295    羽化遂げし蝉がじわじわ羽ほどき命整うまでの四時間

 

<管理人のおまけ>

合歓(ねむ、ねぶ)

茗荷(みょうが)

紅茸(べにたけ)・・きのこ

毬(いが、かさ)

諾(うべな)えり・・認める、伐(き)る

 

<365人の生き方>

■これ実感 準備と努力は 裏切らず
(永井鞠子 サイマル・インターナショナル専属会議通訳者)