義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1796-1800 町住みの・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第9番 高源寺

 

<義母の短歌>#1796-1800

#1796    町住みの友に貰いし白菜を蒔かぬ山住み漬け菜に仕込む


#1797    子が大事われとて同じ帰省者の心そぞろを咎めはすまじ


#1798    何をしているかと問われ口籠る只今残夢整理中なり


#1799    信号を待つ目に映りし消えそうな知らぬ老婆の小さき後ろ姿


#1800    一息に飲み干すビールの缶潰す大き掌ふと憎らしき

 

<管理人のおまけ>

咎(とが)め

掌(手のひら)

 

<管理人のつぶやき>

■Withとは 耳遠くなれば 補聴器使う