義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1741-1745 やわらかき・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第7番 高山寺 ご朱印帳と案内

 

<義母の短歌>#1741-1745

#1741    やわらかき他人の赤児を抱き上げてあやしいるのかあやされいるにか


#1742    挿し木より育ちしエゴの木高速路の設置を知らず花の季を待つ


#1743    泥滲みのなき冬の爪切り揃え緩む涙腺押えかねいつ 


#1744    ポリバケツずらせば湿る円のあり己が置かれし跡をとどめて


#1745    ほろ苦き老境とうを受け入れむと諾いてより楽になりたり

 

<管理人のおまけ>

エゴの木・・5~6月に白い花をつける木

泥滲(どろし)み

諾(うべな)いて・・同意して

 

<管理人のつぶやき>

■コロナ禍に 3年ぶりの 詩舞道祭(宇治市文化センターにて)