#681-690 ビラに笑む・・・
<義母の短歌>#681-690
ビラに笑む瀟洒に装う美男美女燃やせば炎となりて天界を行く
目に馴染みの山を見上げ五十年やさしきものはことばを持たず
日月もとどかず深く死者眠る土を犯して雨降り沈む
夫婦とは元は他人と人は言う逝かれてみれば替わるものなし
過去持たぬみどり児何を夢みるか笑まう唇によだれの透りて
こりこりと手応えのある蕗の薹親株より摘む罪のごと摘む
昏れ際の水面きららに活きづきてうねり昴まる流れ膨らむ
闇のなか闇より濃ゆき庭松の翳り起たせて明日に対える
頁繰るはざまの羽虫鮮明に手脚伸して冬の終焉
敷妙の央地がなかに降る雪の天にし舞えばかそか彩持つ
<管理人のおまけ>
瀟洒(しょうしゃ)・・すっきりとしてあかぬけているさま
日月(じつげつ)・・月日
笑(え)まう
透(とお)りて
蕗(ふき)の薹(とう)
昴(たか)まる
翳(かげ)り
敷妙(しきたえ)・・衣、袖?
<管理人のつぶやき>
■Come Comeと テレビ呼んでるドラマあり
<今日のウオーク>由良川 位田橋から以久田橋周囲を一周 5.7km