#1-6 白鷺の群れて・・・
手製の松本みさ枝短歌集(一)に記載の短歌から順次公開いたします。
白鷺の群れて舞い立つ秋の空友禅模様の絵を曳く如し
会話なき一日終わりて消す灯り闇に重たき秋の雨音
国道に小さき命果つるありハンドル切りて回り道する
後継者なく売りし田の代坪千余円今日受けしなりみ祖に詫びる
くる日くる日を花の畑に蝶といて跳ぶこともなく草に膝つく
線香の薫りかそかに残れるを孫には告げずお下がりを喰む
<管理者のつぶやき>
義母は草木や花をいっぱい育てていたナー。