義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2531-2535 荒れ畑の・・・ 

福知山市宮 一宮神社

 

<義母の短歌>#2531-2535

#2531    荒れ畑の草引き終えて腰下ろす甲斐なき勝利得たる思いに


#2532    山住みの目は眩しめり魚跳ねるさまにきらめく湾の細波


#2533    ルームミラーに映りし夕陽くねくねの山路抜け来て正面にみる


#2534    廃屋の傾き朽ちゆく逐一を詮なく見守る椿の大樹


#2535    電気器具古きが次々力つき通電拒むを身になぞらえつ

 

 

<管理人のおまけ>

眩(まぶ)しめり・・まぶしく感じ

廃屋(はいおく)

 

<365人の生き方>

■絵を描くは 頭で書かず 体で書く

中川一政 画家)