義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2516-2520 戒名なく・・・

福知山市池田 能勢神社

 

<義母の短歌>

#2516    戒名なく縁も知らぬ遠き死者わが墓原の隅に回向す


#2517    吹く風に音色つけられ細く鳴る吊りっぱなしの春の風鈴


#2518    慈なく八十路を生きて黄の信号無視せず待つにようやく馴れる


#2519    昼の月匠の漉きし和紙のごと白く透きつつ象崩れず


#2520    騒がれし桜花より花柄を掲げ静もる水仙いとしむ

 

<管理人のおまけ>

回向(えこう)・・冥福を祈る

漉(す)きし

透(すき)き

掲(かか)げ

 

<365人の生き方>

■苦しみを 克服した時 運が来る

西田文郎 サンリ会長  本当の苦しみは人生に三回しかない)