義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2511-2515 奥丹後・・・

福知山市池田 旧岳山來迎院(真言宗)

 

<義母の短歌>#2511-2515

#2511    奥丹後大震災に野に寝かされ仰ぎし糠星今もまたたく


#2512    六十年経つれど忘れず鍬先にかけし卵に泳ぎし蛇の子


#2513    白濁の雪解け渦巻き岩を打つ自然のくれし鄙の景観


#2514    此んな夢見て良いものかにこやかに「あき子師」峡を訪い給う夢


#2515    春光りたっぷり浴びる福寿草妬ましきまで黄に輝けり

 

<管理人のおまけ>

糠星(ぬかぼし)・・小さな無数の星

鄙(ひな)の・・田舎の

訪(と)い・・訪れる

妬(ねた)ましき

 

<365人の生き方>

■人生に 定年はない 退職も
(田中真澄 社会教育家)