義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2271-2275 道楽で・・・

福知山市三和町台頭 鴈掛神社

 

<義母の短歌>#2271-2275

#2271    道楽で歌は詠めぬと身震いぬ三ヶ島葭子の歌人


#2272    走り去る轍にとび散るにはたずみの水がじりじりもとに戻り来


#2273    夕茜背に負う猫の耳透けりそんな切ない目をしてくれるな


#2274    姥捨のしきたり今なおありとせばその山活きいき賑わうらんよ


#2275    上っ面の言葉位で掬えるか底の知れない人の心が

 

<管理人のおまけ>

三ヶ島葭子(みかじまよしこ)・・明治の歌人

轍(てつ、わだち)

にはたずみ・・流れるなどにかかる枕詞

夕茜(ゆうあかね)

姥捨(うばすて)

掬(すく)える

 

<365人の生き方>

■今の友 10年前は 敵だった
篠沢秀夫 学習院大学名誉教授)