義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2266-2270 断水の・・・

福知山市三和町台頭 大塔山蓮華寺自性院 高野山真言宗

 

<義母の短歌>#2266-2270

#2266    断水の解けし蛇口を迸しる恐れるごとき錆色の水


#2267    くすぶれる冬の襤襛の後影春がわわわと土割る気配


#2268    冬将軍また舞い戻り雪降らすほんとは淋しい鬼かも知れぬ


#2269    紺碧の空を知らずに闇に住むもぐらもときに日向ぼこせよ


#2270    三月のどか雪むしろ愉しかり一気にほころぶ木瓜のくれない

 

<管理人のおまけ>

迸(ほとば)しる

襤襛(ぼろじょう?)・・ぼろ布?

木瓜(ぼけ?)

愉(たの)し

 

<365人の生き方>

■人間は 頭で理解 心で納得 納得無ければ 進歩無し
(藤本聡一 東福岡高校バレーボール部監督)