義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2226-2230 丹精の・・・

福知山市三和町上川合 稲葉神社

 

<義母の短歌>#2226-2230

#2226    丹精の花の開くは巣立つ子を送るに似たり咲くまでが華


#2227    わが疎むどくだみ鉢に愛ずる子とわれの生きとの小さなひずみ


#2228    何をしていてもゆらゆら揺れやまぬ厄介者を心と呼べり


#2229    とおい日もこんな淋しい雨をみただあれも居ない黄昏の庭


#2230    こわこわに乾きしタオルの感触を無骨な愛のごとくよろこぶ

 

<管理人のおまけ>

疎(うと)む・・嫌う

 

<365人の生き方>

■刺されても 恨むな恨みは 我を焦がす
山口由美子 不登校を考える親の会 代表)