義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2206-2210 昼暗き・・・

福知山市三和町岼 光照山常楽寺(曹洞宗)

 

<義母の短歌>#2206-2210

#2206    昼暗き杉の谷径ひたひたと竹樋つたう山水の音


#2207    美しき空壜出窓の片隅に光を溜めて立つがかなしき


#2208    カルシューム補充に食ぶる干エビの芥子粒程の目に刺されいつ


#2209    餌を食む外なきさびしさ乳牛は瞬きもせずにれがむばかり


#2210    鹿の鳴く声聞きしよと言う声に俺もわれもと山里なれば

 

<管理人のおまけ>

空壜(からびん)

溜(た)めて

芥子粒(けしつぶ)

にれがむ・・反芻(はんすう)する

 

<365人の生き方>

■親父いう 彼女をつくれ いますぐに 
(陳 健一  四川飯店オーナーシェフ