義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2201-2205 立ちみれど・・・

福知山市三和町岼 光照山常楽寺(曹洞宗)

 

<義母の短歌>#2201-2205

#2201    立ちみれど為さねばならぬ何もなしひとり通れるだけの雪掻く


#2202    追儺の豆に追われて逃げる鬼でもいいわれと遊べや酒酌み合わん


#2203    三月の予定の光るひとところ「あきこ先生来迎」の花まる


#2204    胸朱き小鳥芝生に遊べるをあずかりものの景かとぞ見る


#2205    釣の趣味あらねど冬の川底に動く小魚みつけてたのし

 

<管理人のおまけ>

追儺(ついな)・・悪い鬼を払う行事

景(けい)・・景色

 

<365人の生き方>

■惜福の 工夫がある人 福を得る
幸田露伴 小説家・考証家  「惜福」の工夫)