義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2166-2170 夏百合の・・・

福知山市三和町下川合 宇麻谷神社

 

<義母の短歌>#2166-2170

#2166    夏百合の花びら抜け落ち魂のごとき雌蕊がギラリと光る


#2167    釣り人の忘れてゆきし白タオル河原柳に揺れて夏去ぬ


#2168    「おばちゃんがあんまり草をけずるから生きてゆけぬ」と野蕗が嘆く


#2169    捌きしは里の男衆焼かれてもなお鹿肉に産毛光れり


#2170    エアメール寿司食いたしの文字載せてインド寺院の絵ハガキ届く

 

<管理人のおまけ>

雌蕊(めしべ)

去(い)ぬ・・さっていく

野蕗(のぶき)

捌(さば)き

 

<365人の生き方>

■世界初 「指点字」は 台所から
(福島玲子 指点字考案者  福島 智氏の母)