義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2136-2140 適齢期・・・

福知山市三和町田ノ谷 八幡神社

 

<義母の短歌>

#2136    適齢期どこ吹く風と留学に婚の資金をはたく女の孫


#2137    ニヒリズムの息子が霊験あらたかと届けて呉れし足のお守り


#2138    すっぽりと眠りに落ちし数分に死界のやすらぎ見たる気がする


#2139    破れ蓮の茎なお墓標のごとく立て根は新しき芽を育ている


#2140    脱ぎ捨てし軍手に芽吹く草の根の網目貫く生きの力よ


#2141    新世紀に向けて建てたるモダンな墓彼岸の陽射し浴びて明るし

 

<365人の生き方>

■限界は 自分自身が 決めている
井村雅代  スイミング日本代表ヘッドコーチ  1ミリ、1秒の努力の積み重ね)