義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2131-2135 雪曇り・・・

福知山市三和町田ノ谷 八幡神社

 

<義母の短歌>#2131-2135

#2131    雪曇り三日の後の晴天に心はずみぬ逢う人がある


#2132    何程の飢え満たせしや仔連れ猪みみずを堀りし大穴いくつ


#2133    「此の空は俺のもんだ」と満天の星に手を振る息子の銀髪


#2134    夜の蜘蛛音も立てずにわが影の首すじよぎれば心地良からず


#2135    初めよりひとりのごとく野を守るわれに近くて遠き三人子

 

<365人の生き方>

■森作り 千回やっても 飽きないね 恋はいつでも 初舞台かな
(宮脇 昭 国際生態学センター研究所長)