義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2126-2130 人を見ず・・・

福知山市三和町田ノ谷 八幡神社

 

<義母の短歌>#2126-2130

#2126    人を見ず昏れしひと日を絵になせばうす紫のやわらかき靄


#2127    ひらがなの文字ちらすごと鴉とぶ寒の日和の空透きとおる


#2128    花ひらくたまゆらに会いし心地なりつけしテレビのあき子先生


#2129    「おかあちゃんはじをようかかんさかいでな」一通きりの亡き母の文


#2130    冬日和パジャマはしゃぎて竿ゆらす何ぞ良きことありそうな昼

 

<管理人のおまけ>

靄(もや)

たまゆら・・一瞬

 

<365人の生き方>

■不器用の 一心に勝る 名人なし
(小川三夫 鵤工舎棟梁  能力があって器用な子はダメです)