義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2081-2085 谷深き・・・

福知山市三和町中出 顕龍山興雲寺

 

<義母の短歌>#2081-2085

#2081    谷深き一軒家の老い恙なくあるらし今日も煙が上る


#2082    鍵穴にカギさしまま友は留守風のどかなり静けさはます


#2083    乳牛と共に餌食む仔狸に罠仕掛けるなと嘆く牛飼い


#2084    農繁期過ぎたる野辺に人気なくどこかで杭を打つ音がする


#2085    小鍬もて耕し終えし荒畑の土の温もり手に掬いみる

 

<管理人のおまけ>

恙(つつが)なく

 

<365人の生き方>

■プロとは 寝ても覚めても 仕事のみ

(相田一人 相田みつ美術館館長 プロとアマチュアとの絶対差(父の言葉))