義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2586-2590 トタン屋根・・・

        福知山市多保市 大野山善光寺(曹洞宗)

 

<義母の短歌>#2586-2590

#2586    トタン屋根射るごと激しく轟きし雷鳴消えたる鄙の静けさ


#2587    夕闇の連れ来し安堵にふんわりと心ほどきて浸るひとり湯


#2588    狂い咲く木瓜挿す空瓶よみがえり花と分け合う生きの喜び


#2589    「野に馴れぬ汝は日陰のどくだみよ笠忘れるな」姑は何時も


#2590    今はもう日陰のやわ草ならぬわれ「無茶するな」と人の言うまで

 

<管理人のおまけ>

鄙(ひな)・・いなか

木瓜(ぼけ)

 

<365人の生き方>

■人間が 集中できるは 一つだけ

古橋廣之進   日本水泳連盟副会長)