義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2436-2440 水平線の・・

福知山市三和町大身 愛宕神社

 

<義母の短歌>#2436-2440

#2436    水平線の交り此処に半世紀一桁若き男の友も老ゆ


#2437    跳ぶバッタ捕えそこねし三毛猫が照れくさそうに貌なでている


#2438    鼻鳴らし百合の根を掘る猪の貌思い浮かべて深く憎まず


#2439    空曇るまでに群なす雀どちひきゆく一羽の羽重からん


#2440    秋の山春日の局の打ち掛けの緞子思わせ色深めゆく

 

<管理人のおまけ>

どち・・仲間達

 

<365人の生き方>

■動物に 首を洗って 会いに行く 咬まれたのは 星の数ほど

(畑 正憲 作家 命にはご飯が要る)