義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2416-2420 捥がれずに・・・

福知山市三和町大身 北蔵山長福寺(曹洞宗)

 

<義母の短歌>#2416-2420

#2416    捥がれずに朽ちゆく柘榴拾わるるぎんなんいずれか人の世に似る


#2417    摩天楼と仰ぐあき子師助手席に乗り給う夢覚めても温し


#2418    心とは床屋に回るねじりん棒透かしてみても芯が見えない


#2419    起ちても雨屈みても雨落ち着かぬ土の匂いの沁みこむ此の身


#2420    正月の子等の帰省をひたすらに待つくすみし大黒柱とわたし

 

<管理人のおまけ>

捥(も)がれず

柘榴(ざくろ

 

<365人の生き方>

■コツコツと 努力すること 勝つコツだ
(新 将命 国際ビジネスブレイン社長  コツコツカツコツ)