義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2031-2035 見の限り・・・

福知山市三和町草山 天満神社

 

<義母の短歌>#2031-2035

#2031    見の限り人影のなき野に聴けり谺とかえる鴉の声を


#2032    恙なく生きて生ごみ捨てにゆく髪乱す風なまぬるき夕


#2033    思い出は仄かに白き帆を張りて眠りに落ちん狭間にゆるる


#2034    存在を示すがごとき古き杭わが触れし瞬ころり倒れき


#2035    山鳩の真夜ひとしきり啼きたつるは子鳩に死なれし母かと思う

 

<管理人のおまけ>

谺(こだま)

恙(つつが)なく

仄(ほの)かに

狭間(はざま)

 

<365人の生き方>

■言うときは 大きなことを 言いなさい

(比屋根 毅 エーゼルワイズ会長  ソニー創業者・森田昭夫から教わったこと)