#1576-1580 掛け軸の・・・
<義母の短歌>#1576-1580
#1576 掛け軸の人間本来無一物だるまの髭に彷彿と義父
#1577 障子開け雨を見ていし髭の義父人はだるまの軸と呼びたり
#1578 鎌当てし傷跡多き左指我武者羅なりしよ若き農婦は
#1579 現実を揺るがすまでの力なし過去は造花の臭いを放つ
#1580 残照に影うすれゆくショベルカー「おー」とひと声唸りはせぬか
<管理人のおまけ>
彷彿(ほうふつ)
我武者羅(がむしゃら)