義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#19-24 大真面目に・・・

f:id:okamura920:20220108201354j:plain

関西花の寺25 第1番 観音寺(公式HPはこちら

 

 

大真面目に竹槍の稽古つけられし悪夢の時代の紙芝居わらえり

 

愛籠めて抱いてゆけり納骨の道に樒の白き花散る

 

透み通る明治の教えうちにあり我れ神風をうたがわざりし

 

爆撃を受けるがに逃げ散らう蟻を見ている我が鍬の下に

 

ふる里の北国遠き我が庭に鈴蘭あまた蕾つけたり

 

十銭を汗ばむ程に握りしめ大神宮祭の出店なつかし

 

 

<管理人のつぶやき>

愛籠めて(あいこめて)、樒(しきみ)