義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2576-2580 童なき・・・

福知山市田野 天神社

 

<義母の短歌>#2576-2580

#2576    童なき里に幼児の歓声と訝る耳に「あれは猿だよ」


#2577    たんぽぽの「ポポポ」と笑う岸刈りかね黄昏れ時まで鎌休ませる


#2578    ねんごろに調えし畑眺め立つ此の充実感われの生き甲斐


#2579    文明の光に凡そ遠けれど住めば都よ水美味き里


#2580    容赦なく迫る衰え振り払い握る手鍬は髪膚の一部

 

<管理人のおまけ>

訝(いぶか)る

黄昏(たそが)れ

髪膚(はっぷ)・・体全体

 

<管理人のつぶやき>

■目に青葉 今シーズンの 草刈が

■この色は 緑色だと 娘言う