義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2491-2495 喜びを・・・

福知山市三俣 若宮八幡宮

 

<義母の短歌>#2491-2495

#2491    喜びをひとり占めして朝まだきぎんなん拾うバケツ一杯


#2492    自を知るは自の他になしだんまりに昏れて乾ける唇熱し


#2493    此れの世の外なる声の降るごとしトタン屋根打つ暗き雨音


#2494    増水に水吠える音ひとり聴く夜長かりき時止まりしごと


#2495    色づきし実を確めてみずからを葬るごとく散る柿落葉

 

<管理人のおまけ>

昏(く)れて

 

<365人の生き方>

■まず国語 3,4が無くて 5が算数

(斎藤 孝 明治大学文学部教授  数学の教授藤原正彦先生の言葉)