義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2021-2025 吹く風に・・・

          福知山市三和町草山 長渓山久法寺(天台宗

 

<義母の短歌>#2021-2025

#2021    吹く風にけしの実悠々ゆれいたりもはや人の目惹く色持たず


#2022    突然死のごとく知られず枯れいたるもみじのさみしさ他人事ならず


#2023    脱走の本能はげしくゆるる午後茹でいる卵の音痛ましき


#2024    乳母車押して子供を遊ばせし思い出持たぬ母なりわれは


#2025    返事して呉れる人なら誰方でもとはゆかなくて酒の座を立つ

 

<管理人のおまけ>

惹(ひ)く

誰方(どなた)

 

<365人の生き方>

■男なら 一つの道を 極めろと

(鈴木宣之 ビー・ティ・アール社長  我が子イチローへの教え)