義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1916-1920 侘助の・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第13番 長安

 

<義母の短歌>#1916-1920

#1916    侘助の外の椿の名は知らずいずれか美女の名を持てるらし


#1917    遠くみる稜線の向ういまははや近くて遠き故里の雲


#1918    嫁たりし日の忙しさの去来する夢に疲れて昼を眠れり


#1919    かなしみを知らぬ黒髪夜毎洗う汝れが長き世慎ましくあれ


#1920    式台に腰掛けゆっくり靴を脱ぐ塵か芥か洩るる吐息は

 

<管理人のおまけ>

侘助(わびすけ)・・椿の一種

嫁(か)たりし・・嫁に来た

汝(な)れ・・おまえ

塵(ちり)

芥(あくた)・・ごみ

 

<管理人のつぶやき>

■大相撲 初めて生で 観戦す

(13日観戦してきました)