義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2596-2600 飛べぬ鳥・・・

福知山市多保市 大野山善光寺(曹洞宗)

 

<義母の短歌>#2596-2600

#2596    飛べぬ鳥ヤンバルクイナの子離れをしゅんと見ている深夜テレビに


#2597    腰痛にやむなく籠る晴天の時がじんじんわれ置きてゆく


#2598    人生の九つまでが歎きとう柊二の歌に頷きうなずく


#2599    度忘れを悔めば「おばちゃんそれ以上しゃっきりされては俺らが困る」


#2600    鎌当てる指を鋭く切るすすき汝れの根性見届けましたぞ

 

<管理人のおまけ>

ヤンバルクイナ・・世界で沖縄にしかいない飛べない鳥

籠(こも)る

歎(なげ)き

柊二・・宮 柊二(みやしゅうじ)・・昭和の歌人

悔(くや)めば

汝(な)れ・・なんじ

 

<365人の生き方>

■世の中で あなたを変えるは あなただけ

(相馬雪香 難民を助ける会 会長)