義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2316-2320 ぽつねんと・・・

福知山市三和町菟原下一 観唱山福林寺

 

<義母の短歌>#2316-2320

#2316    ぽつねんと残るひとりの客下ろし空の終バス奥山に消ゆ


#2317    待つことも待たるる焦りもなきひとり自由と孤独の押しくらまんじゅう


#2318    噛み合わぬ会話に黙しすかんぽのすいすい酸っぱさ思い出しいる


#2319    企まねどおのず世渡り上手となるシングルライフのそれもかなしき


#2320    朝戸繰る刹那の冷気風花をまく雪ん婆が峯を越えゆく

 

<管理人のおまけ>

すかんぽ・・いたどり
企(たく)まねど

 

<365人の生き方>

■松野さん 泣いてる暇は ないんだよ
(松野三枝子 農魚家レストラン松野や店主  忘れ得ぬあの日のこと)