義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2061-2065 子等去りて・・・

福知山市三和町中出 顕龍山興雲寺

 

<義母の短歌>#2061-2065

#2061    子等去りて畳は広き寒の入り霧降るごときうすら寒き孤


#2062    回礼の和尚の足許軽やかに白足袋ならぬ白スニーカー


#2063    巣立ちたる孫に貰いし年玉の袋楽しむ老いとなりけり


#2064    古びたるでんでん太鼓に残る玉片割れながらわれも弾めり


#2065    職につく乙女の如く淡々と嫁ぎしわれよ十九の春に

 

<管理人のおまけ>

孤(こ)・・独りぼっち

回礼(かいれい)・・年賀に回る

弾(はず)めり

 

<管理人のつぶやき>

■晴れてよし 今日のインフラ 異常なし