義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2056-2060  幾曲り・・・

福知山市三和町中出 顕龍山興雲寺

 

<義母の短歌>#2056-2060

#2056    幾曲り曲るも車の正面に新生児のごと赤き満月


#2057    トラックに頭を垂れて牽かれゆく眠れる獅子かユンボの巨体


#2058    積まれいる廃車のミラー耳に似てそれぞれの過去聴きいる象


#2059    男なら屋台の酒に憂さ晴らす夕べをきこきこ鍋磨きいる


#2060    半熟の卵のような気だるさを吹き飛ばしたり冬の晴天

 

<管理人のおまけ>

牽(ひ)かれ

 

<管理人のつぶやき>

■今日の雪 予報通りの 40cm  明日の気温は ー6℃