義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#2011-2015 媚びるなく・・・

福知山市三和町草山

 

<義母の短歌>#2011-2015

#2011    媚びるなく振り返るなく冬野ゆく老い猫まさしくわが影宿す


#2012    水族館の魚の孤独に逢いたくてひとりゆくなり尾鰭なきわれ


#2013    大空に向かい指にて描きみる隙間だらけの空と言う文字


#2014    風は初夏残り椿の一輪が北にむかいてぱっちり開く


#2015    風が啼く高きに低きに風が啼く声を掛け合ういち人欲しき

 

<管理人のおまけ>

尾鰭(おびれ)

 

<365人の生き方>

■練習は 常に試合を 念頭に

野村忠宏  柔道家  真に強くなるための練習)