義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#1636-1640 雪煽る・・・

丹波古刹15ケ寺霊場 第2番 太寧寺

 

<義母の短歌>#1636-1640

#1636    雪煽るいかずちどどっと鳴りし音昼の炬燵に思い出す耳


#1637    フェンスに積もれる雪の傾きて落ちゆく先の池を覗ける


#1638    金の成る木やたらと殖やす老婆いてもの言わざれば声掛けそびれる


#1639    わがものにあれども心ままならず照る日曇る日みなもと知らず


#1640    冬田鋤く人憚りつ二度三度車走らせ傷付きしはこなた

 

<管理人のおまけ>

煽(あお)る

いかずち・・雷

鋤(す)く

憚(はばか)り

 

<管理人のつぶやき>

■この斜面 草刈なくす石積し