2022-06-29 #1259-1265 スーパーに・・・ 義母の手作り歌集(五) 平成八年九月・十月の雑詠 昨日までに、義母の手作り短歌集(三)に蒐集された308首をカテゴリーに分類し掲載いたしました。 今日からは手作り短歌集(五)に蒐集されている短歌238首を順次掲載していきます。これらの短歌は、平成八年九月から十月の間(義母72歳)に詠んだものです。 引き続き、今後ともこのBlog(義母の短歌)のご愛読をお願いいたします。 <義母の短歌>#1259-1265 #1259 ス-パーにいずれ差のなき品を選る見知らぬ尼僧に親しみ覚ゆ #1260 賞味期限切れたる女夜昼を歌に命を託して明るし #1261 還れざる扉を押して消えし人閂は其方より下ろしてくだされ #1262 疎みつつひと株残す三時草好みて小さく咲くにはあらじ #1263 土踏まぬ乳牛餌喰むひたぶるに寝そべり喰むあり立ちて喰むあり #1264 ひと夜啼きふた夜はなかぬ梟の闇に鋭き眼光は知らず #1265 くろずみて肌崩れゆくバナナの実ミルクに混じればやさしきジュース <管理人のおまけ> 選る(える、よる) 閂(かんぬき) 疎(うと)み 喰(は)む ひたぶるに・・ひたすらに 梟(ふくろう) <管理人のつぶやき> ■六月に クーラー入れるってあったかな