義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#581-590 学ばせたしと・・・

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関西花の寺25ケ所 第5番 高照寺 御朱印

<今日からの写真>

平成14年7月に訪れた、関西花の寺第5番高照寺の写真を掲載いたします。

公式ホームページは http://koosyoji.sakura.ne.jp/ を参照ください。

 

 

<義母の短歌>#581-590

学ばせたしと呟くごとく言い呉し俯向ける母を今も忘れず


野に草を食むことのなき乳牛の物怖じもせぬ目はつぶらなり


朝顔のくれない写す溜まり池うすきいのちを尾鰭がゆらす


汗匂う野良着を脱ぎて変り身の歩みを運ぶ白きサンダル


手もて廻す発動機にゆく木炭車の在りし日茫々と眼裏残像


カナカナのひとしきり啼く音絶えて陽は傾けり燃えつきるがごと


Tシャツの赤さが広場に浮きたちてひとり鞠蹴る峡の少年


燃えつきる生木の燠の赤々と亡びゆくもの夕闇にしるき


紡ぐ糸なき手車を操るに似て跡を留めぬ日を重ねゆく


汚点なき人の世歩む人ありやと応えぬ雲に投げる呟き

 

<管理人のおまけ>

呟(つぶや)く

俯向(うつむ)ける

尾鰭(おびれ)

 

<管理人のつぶやき>

■この道を まっすぐ行けば帰れるのか 頼りになるはスマホのアプリ

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今日のウオーキングコース 7.2km  起点:スーパープラント 

 

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■今日の歩は まだまだ堅し桜道