義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#531-540 投稿の・・・

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関西花の寺25ケ所 第4番 高源寺

 

<義母の短歌>#531-540

投稿のハガキ一枚ためらうにあっさりと呑むずん胴ポスト


誘わるる如く来たりてぽつねんと座るベンチの冷え固かりき


おんぶに抱っこ纏りつきし孫達が囲みて言えり「おバァちゃんちっこい」 


汝の齢には二人の子持つ母なりき短パンの脚長き女孫よ


川隔て昼間見るなき向う家の木の間隠れの灯が呼びかける


自己主張するか鴉等杉の秀に異なる声に啼きたつるなり


生活のどこかが古ぶネジひとつ畳に拾う何のネジか知らず


ラクション鳴らして挨拶送りくる野辺の交わりほのぼの温し


野にありて戻りて口をひらくなし洗濯物の匂うをたたむ


帰省せし嫁にゆだねる台所我が常ならぬ匂いの満つる

 

<管理人のおまけ>

秀(ほ)・・高くひいでているもの

 

<管理人のつぶやき>

■そろそろと 半農生活起動せな 気温20℃気持ちがあせる

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