2022-03-06 #471-480 為すべきを・・・ 関西花の寺25ケ所 第4番 高源寺 <義母の短歌>#471-480 為すべきをひとつ余して昏れなずむ窓にかそかなる焦りゆらめく 葉牡丹の紅に積む雪払いやり蕊より生きるる生気溢るる 育てたる馬鈴薯にあらず徒生えの摂理に実るを堀り上ぐ感謝 乙女とはまだよべざりし十三才紡ぎたる工場の窓破れしまま ワゴン車のミラーに己が姿見て遊ぶ鴉の数分を居たる 自らの眼が染みゆくか枯れ色の山も草木も耀よいて写る 農為さぬ我に黒豆賜いたる老いこそ侘し独り居五年 ひたぶるに和紙漉く人の掌の業に刻さかのぼる遥か移り夜 乳牛の牡に生まれし宿命によろめく仔牛いずく運るる 里に古りて残る一棟の物置へ吾が脚誘う父母の幻 <管理人のおまけ> 溢(あふ)るる 徒(あだ) 漉(す)く 古(ふ)りて <管理人のつぶやき> ■2日目に ワクチン反応じわりくる ■熱もあり 腕の痛みと倦怠感