義母の短歌

98歳で永眠した義母が書き残した短歌です

#85-90 掌に・・・

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関西花の寺25ケ所 第1番 観音寺(公式HPはこちら

 

掌に乗る程の蛇横切れり幼きものの命いとしく

 

底知れぬ溜息一つ漏れ出でぬ永遠の住居の墓碑は哀しき

 

夫逝きて離れ住む息の戸主代理残る幾とせ勤め切れるや

 

集いいる人は黄泉路の人ばかり醒めて跡方なき夢重く

 

ざるの米ひっくり返した戻り道老いても翳曳く幼の涙

 

純白の命はかなし酔芙蓉恋に酔えるか紅にねむる

 

 

<管理人のつぶやき>

翳曳く(かげひく?)

酔芙蓉(スイフヨウ)・・・色を変えながら一日で散る花

■今日は百人一首ゆかりの地、生野の里周辺迄ウオーキング

  5.7km 1.5h 7400歩

 

大江山いくの野の道の遠ければまだ文もみず天のはし立・・小式部内侍

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